額装シミュレーション:All I Wanna Do Is Just Be What I Wanna Be


昨日発売を開始した高木耕一郎によるエディション作品『All I Wanna Do is Just Be What I Wanna Be』。4色刷り活版印刷(樹脂凸版を使用)により誕生した本作は、300 × 300 mmのサイズで制作されています。

比較的小ぶりの作品であるため、額装する際はより多くの選択肢が用意されています。一般的に小さい作品に対しては、幅の狭いマットが適切だといわれています。一方で、マットの余白を大きくとることで、作品はより現代的な見栄えとなり、さらに迫力を増します。このようにマットだけでも、色、素材、サイズなど、数えきれない程の選択肢が存在します。

額装は作品の魅力を引き立たてる役割を担っていますが、不適切な額装によって作品本来の魅力を消してしまうことがあります。多くの選択肢が用意されているが故に失敗する可能性も多分にはらんでいます。そこで、ご購入いただいた方々が額装で失敗されないために『All I Wanna Do Is Just Be What I Wanna Be』の額装シミュレーションを行いました。額装する際の参考にしていただけたら大変嬉しいです。

『All I Wanna Do Is Just Be What I Wanna Be』の購入はこちらから 

※額縁は当ギャラリーでは販売しておりませんので、あしからずご了承ください。

 

額装シミュレーション:All I Wanna Do Is Just Be What I Wanna Be

額幅: 12 mm マットボード幅: 20 mm

 

額幅: 10 mm マットボード幅: 40 mm

 

額幅: 20 mm マットボード幅: 50 mm

 

額幅: 30 mm マットボード幅: 50 mm

 

額幅: 10 mm マットボード幅: 50 mm

 

 

 

高木耕一郎(Koichiro Takagi)
東京で生まれ、San Franciscoのアートスクールで様々な素材を学び、しばらくNYを制作拠点にした後に帰国した高木はペインティングから刺繍まで作風の幅は広い。しかし幅広い表現方法において一貫して言えるのは彼の作品はある種の居心地の悪さや矛盾を内包しており、モチーフに「人」がほとんど出て来ることがないことである。モチーフは多くの場合、動物や擬人化された動物達であり、その表情は時にかわいらしく、時に牙をこちらに向け鑑賞者を睨みつけている。そこには動物を主人公にした作品だからこその匿名性と神秘性が内包され、親近感と違和感が混在する奇妙な居心地の悪さを生む。高木の作品は揺れ動く人々の心情や抱えている矛盾を描きながら、見た事は無いがあると信じたい理想郷の存在を表現している。理想郷への導き手として彼の作品の主人公の表情に秘められた様々な思惑は、鑑賞者の内面に対して今一度、揺らぐ価値観の中での各々にとっての真実とは何かを問いかけている。国内外の企画展やグループ展の参加や個展開催で画家として精力的な活動し、BEAMS、PORTERやPaul Smithなどのアパレルブランドへのデザイン提供やコラボレーションも多く行っている。NY Timesなど国内外のメデイアにも紹介されている。(高木耕一郎公式ホームページより引用)

高木耕一郎公式ページ
高木耕一郎Instagram