昨今では、米国発のカジュアル･アウトドア･ブランドCHUMS（チャムス）とのコラボレーションが話題となっている高木耕一郎。そんな高木の作品を愛するアートファンに嬉しいお知らせがあります。
高木耕一郎によるシルクスクリーン作品、12月12日(月)21時より発売開始
Jet-Black Galleryは、高木耕一郎によるシルクスクリーン作品『Your Radiant Light is Traversing Space and Time』を本日、12月12日(月)21時より発売します！
今回は通常版と特別版の２種類をご用意いたしました。繊維が漉き込まれた*紙に６色刷りシルクスクリーン印刷を施した通常版、ホログラム紙に同様の印刷を施した特別版。両エディションともJet-Black Galleryのみでの販売です。
*漉き込む（すきこむ）：紙に文字や模様が現れるようにふつうの原料以外の繊維を混ぜて漉く（goo辞書より引用）
作品コンセプト＆作品制作
『Your Radiant Light is Traversing Space and Time』について、高木耕一郎は次のように述べています。
【作品コンセプトについて】
色々と大変な世の中ではありますが、少しずつ良くなり始めていて、そんな光みたいなモノが場所や時間を越えて世界中に広がっていくといいなと。
【作品制作について】
シルクスクリーンは、普段から慣れ親しんでいるプリント･メイキングの1つ。どんな風にレイヤーを重ねたらいいかなど分かっているので、楽しく制作に取り組めました。今回はプロのスクリーン職人に刷ってもらったので、細かい網点や鋭角な線など、自分では潰れてしまいそうなイメージにも挑戦できました。
通常版と特別版の違い
通常版と特別版の違いは、主にシルクスクリーン印刷が施される紙の種類にあります。あとエディションも異なります。
- 通常版：繊維が漉き込まれた紙、エディション35 (販売点数35点)
- 特別版：ホログラム紙、エディション10 (販売点数10点)
通常版に使われている紙は、よく目にする白い紙とは異なり、繊維が漉き込まれています。光の加減によって、繊維の現れ方が微妙に変化するので、より楽しく作品を見ることが出来ると思われます。
特別版に使われているホログラム紙は、光の当り方でキラキラと虹色に輝きます。私たちは子どもの頃から、キラキラと輝くモノに特別感を持っていたように思います。高木耕一郎の描く世界観とホログラムが一緒になれば、特別感はより一層のものとなります。
『Your Radiant Light is Traversing Space and Time』は、当ギャラリーのみでの発売で、エディションは、通常版35部、特別版10部です。
前回、高木によるステンシル作品『Believe Your Dream』を20点リリースしましたが２日間持たず完売しました。ご興味のある方は早めに手に取っていただくことをお勧めいたします。
作品は平面梱包で大切に配送いたします（海外除く）。その他にご質問等ございましたら、お問い合わせフォームもしくはInstagramのDMにてお気軽にご連絡くださいませ。
『Your Radiant Light is Traversing Space and Time -通常版-』の購入はこちらから
『Your Radiant Light is Traversing Space and Time -特別版-』の購入はこちらから
Your Radiant Light is Traversing Space and Time -通常版-
技法：紙に6色刷りシルクスクリーン印刷
サイズ：420 × 584 mm
エディション： 35
サイン＆ナンバー：あり
アーティストによる証明書：あり
制作年：2022年
¥ 31,500
Your Radiant Light is Traversing Space and Time -特別版-
技法：ホログラム紙に6色刷りシルクスクリーン印刷
サイズ：420 × 584 mm
エディション： 10
サイン＆ナンバー：あり
アーティストによる証明書：あり
制作年：2022年
完売
高木耕一郎（Koichiro Takagi）
東京で生まれ、San Franciscoのアートスクールで様々な素材を学び、しばらくNYを制作拠点にした後に帰国した高木はペインティングから刺繍まで作風の幅は広い。しかし幅広い表現方法において一貫して言えるのは彼の作品はある種の居心地の悪さや矛盾を内包しており、モチーフに「人」がほとんど出て来ることがないことである。モチーフは多くの場合、動物や擬人化された動物達であり、その表情は時にかわいらしく、時に牙をこちらに向け鑑賞者を睨みつけている。そこには動物を主人公にした作品だからこその匿名性と神秘性が内包され、親近感と違和感が混在する奇妙な居心地の悪さを生む。高木の作品は揺れ動く人々の心情や抱えている矛盾を描きながら、見た事は無いがあると信じたい理想郷の存在を表現している。理想郷への導き手として彼の作品の主人公の表情に秘められた様々な思惑は、鑑賞者の内面に対して今一度、揺らぐ価値観の中での各々にとっての真実とは何かを問いかけている。国内外の企画展やグループ展の参加や個展開催で画家として精力的な活動し、BEAMS、PORTERやPaul Smithなどのアパレルブランドへのデザイン提供やコラボレーションも多く行っている。NY Timesなど国内外のメデイアにも紹介されている。(高木耕一郎公式ホームページより引用)