赤池完介も参加する「DESIGNART TOKYO 2020」10月23日(金)より開催

©Akaike Kansuke

 

南伊豆を拠点に活動するアーティスト赤池完介が、10月23日(金)から都内各所で開催される「DESIGNART TOKYO 2020」に参加します。

「DESIGNART TOKYO」は、毎年秋に開催するデザイン&アートフェスティバルです。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、世界中からアート、インテリア、ファッション、テクノロジーなどさまざまなジャンルのモノやコトが集結し、都内各所で多彩な作品を発表していきます。(DESIGNART TOKYO 2020 official siteより引用)

南伊豆在住のサーフボードビルダーKweli surfboards MASAYASU IWASAKIとの出会いをきっかけにして、赤池は「DESIGNART TOKYO 2020」への参加を決めました。手作りの木製サーフボードは、赤池のイマジネーションを激しく刺激し、制作への意欲を高めました。美しい形状のサーフボードは、赤池に仏像の光背を想起させ、さらに彼の想像は、神や光、宇宙へと広がりを見せていきました。

ちなみに、サーフボードから仏像の光背へのイメージの転化は、思春期まで有名なお寺が点在する京都で過ごしたことが起因ではないかと、赤池は推測しています。お寺を遊び場にして、子ども時代を過ごした赤池にとって、仏像は身近な存在であるようです。

「神は日常に宿る」と題された展示会では、木製サーフボードに赤池がステンシル(型紙)とエアブラシを使って描いたアート作品5点がお披露目されます。今回の作品群について、赤池は次のように述べています。

「描く対象がすでに芸術性の高いサーフボードであるため、「光」をテーマにしてシンプルな図柄を描くことに終始しました。ここまでシンプルな表現を見せるのは初めてだと思います。色はシルバーのメタリック感のあるものを使っています。サーフボードの持つナチュラルさに寄り添うのではなく、見る人に違和感を与えるであろう、人工的な装飾を施しました。自然と人工、理想と現実。相反するチグハグな欲望がそこに現れています。」

赤池完介のアーティストとしての新たな側面を見ることのできる展示会です。是非会場に足を運んでください。また、近日中に赤池のステンシル作品を当ギャラリーにて発売する予定なので、そちらのほうも楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。

 

【DESIGNART TOKYO 2020 -神は日常に宿る展-】
会期:令和2年10月23日(金)〜11月3日(火)
会場:東急プラザ渋谷 6階
開館時間:11:00~23:00
定休日:不定期
会場住所:〒150-0001 東京都渋谷区道玄坂 1-2-3(渋谷フクラス内)
公式サイト: http://designart.jp/designarttokyo2020/

©Akaike Kansuke

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赤池完介(Kansuke Akaike)
1974(昭和49)年京都生まれのアーティスト。繊細な写実表現が特徴的なステンシルアートを国内外の個展・グループ展で発表。2007年ブラジル・サンパウロのGeleria Deco で“犬とドライブ”と題した個展を開催。2015年より活動拠点を東京から南伊豆に移す。2019年海ゴミ問題を斬新な切り口で描いた個展“みんなのうみ”を茅ヶ崎で開催。その他にも「車椅子バスケットボールWORLD CHALLENGE CUP 2018」や「Hi-STANDARD x スカパー!#playthegift キャンペーン」のポスターを手掛けるなど、活躍の場を広げている。2020年4月、新型コロナウィルスの影響により、自宅で自粛を余儀なくされる人たちへ向けたプロジェクトStay Home Art Projectを開始。一般募集した“描いて欲しい著名人”のポートレイトをSNSに日々投稿中。

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