PITSとは何者か?

Jet-Black Galleryは、PITSとRoamCouchによる合作『イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)』のオリジナル&シルクスクリーン作品を発売します(発売予定日:10月14日(日)21:00~)。本作発売前にPITS作品の魅力をより深く知っていただくために、彼の経歴をご紹介させていただきます。

1980(昭和55)年、愛知県半田市に生まれる。2005年からPITS(ピッツ)名義で本格的にアーティスト活動を開始。独学で習得したステンシル技術を駆使した作品の制作・発表を始める。作品の秀逸さに加えて、日本でのステンシルアートの稀少さが相まって、PITSは国内におけるステンシルアートの先駆者の一人として認識される。

2010年からネットを通じて、定期的に限定ステンシル作品を発表。特に人気の高かった『Welcome spray』や『Fuck the world #1』、『Change the world』は、即日完売を記録。日本におけるステンシルアートの可能性を広げた。

2014年には、名古屋のPIギャラリーにて個展「Love & Peace」を開催。力強いメッセージ性を含む衝撃的なイメージの作品群は、1ヵ月にわたり展示され、多くの観客を魅了した。翌年には、東京のMEGUMI OGITA GALLERYにて個展「Dreams」を開催。メッセージ性はそのままに、ポップなイメージの作品群を披露し、幅広い層のアートファンを獲得した。

韓国で毎年開催されているART BUSANには、2015年、2016年と2年連続で作品を出品。代表作「Fuck the world #1」の出品は、宗教観の相違を懸念する声も挙がったが、日本と同様に韓国の観客からも共感を得て高く評価された。

2012年には、アパレルブランド「Discrown」を設立。ステンシルにより創造されるTシャツは、すぐに業界関係者の目に留まり、大手セレクトショップに取り扱われた。服マニアとして知られる某国民的アイドルグループの一人がDiscrownのTシャツを着用したことも話題となった。その他にも、CDジャケットやショップの内外壁のデザインを手掛けるなど、活躍の場を広げている。

PITS Official Site