Salとは何者か?


Jet-Black Galleryは、日本人アーティストSalによるアート作品『Tuki』を発売します(発売予定日:3月24日(日)21:00~)。本作発売前にSal作品の魅力をより深く知っていただくために、彼の経歴をご紹介させていただきます。

Sal(サル)
1970 (昭和45)年、兵庫県に生まれる。1996年より飼い猫の名前を引き継ぎSal名義で、本格的にアーティスト活動を開始。独自の制作方法を研究し、”グラフィックアート”、“グラフィティ”、日本の装飾芸術である“琳派(りんぱ)”、これら三つの要素を複合した「グラフィック・パターン・シリーズ(GRAPHIC PATTERN SERIES)」を創出する。


2002年、グ・スーヨン監督の映画「偶然にも最悪な少年」にアートワークを提供。主人公ヒデノリの部屋の壁に描かれているアート作品は、Salによるものである。2003年、グループ展「STYLE WARS」にて、グラフィック・パターン・シリーズの原画を初披露。翌年から2年連続で、同シリーズに焦点を当てた個展を東京で開催。

2006年、日本が世界に誇るサウンドクリエーター兼DJであるDJ KRUSHのベスト盤「STEPPING STONE The Self Remixed Best」のジャケットアートワークを手掛け、海外からも高い評価を受ける。翌年には、DJ KRUSHによるスペイン バルセロナのコンサート開催に伴い、現地で巨大パネル画を制作。会場に設置された巨大パネル画を背に、DJ KRUSHがコンサートを行った。2010年、多数の芸術家を輩出したことでも知られる、ドイツ中西部の街デュッセルドルフにあるハイアットホテルのボールルーム(舞踏室)の壁画を手掛けた。


東日本大震災後、福島県福島市を訪れるようになり、地元の人々と交流を深めるとともに、旅館の内装デザインや祭り会場での作品展示等、地域に根ざした活動を展開した。
2017年、東京の街を塗り替える、未来のアートプロジェクト「トウキョウ・ミューラル・プロジェクト(TOKYO MURAL PROJECT)」に参加し、JONJON GREEN by Youta Matsuokaとともに東京のストリートに巨大壁画を誕生させた。

その他、縫い合わせた巨大な帆布(はんぷ)に鉛筆と色鉛筆を使ってサイボーグやポートレイトを描いた「ペンシル・オン・セールクロス(PENCIL ON SAILCLOTH)」シリーズや紙と色鉛筆を使って物語を描いた「HSL(HOMO SAPIENS LUMEN)」シリーズ等、多種多様な表現にも挑戦している。


展示略歴

2004 – SAL展 – gallery DAZZLE – 東京 / 日本
2005 – SAL展 – gallery DAZZLE – 東京 / 日本
2005 – GIFT – gallery DAZZLE – 東京 / 日本
2006 – THE SKRAFT – gallery DAZZLE – 東京 / 日本
2006 – Frank151 Far Eastern Conference Exhibition – Scion Installation – ロサンゼルス / USA
2006 – Art Installation with Candle JUNE – Gallery Trax – 山梨 / 日本
2007 – Black Book Session with DJ Krush – Circulo Bellas Artes – マドリード/ スペイン
2009 – SAL EXHIBITION – Planet patrol – ロンドン/ UK
2010 – SAL展 – Gallery MoMo – 東京 / 日本
2015 – PLUTO – THERME GALLREY – 東京 / 日本
2015 – BORAH –HATOS BAR – 東京 / 日本
2016 – L’avenir de l’existence humaine – Tokyoïtes Art – パリ/ フランス
2016 – SUMMERTIME OF THE BESTSAYS – OHKA THE BESTDAYS – 東京 / 日本
2017 – L-I-F-E – QUIET NOISE arts and break – 東京 / 日本
2017 – ゲシュタルト崩壊 – QUIET NOISE arts and break – 東京 / 日本

Sal : https://www.ilooli.net/index.html